300(スリーハンドレッド)
紀元前480年テルモピュライの戦い.
これを下敷きにしています.
が細部はかなり違います.
ギリシャの歴史は一般教養として欧米ではとらえられているでしょう.
純粋に娯楽として見ることができるのだと思います.
日本人が時代劇見るのと同じで.
ハイコントラスト.
ざらついた画調.
アップの多用.
スローモーションと早回し.
出てくる出てくるマッチョな肉体.
それも画調のためか毛穴がないようなメタリックな質感.
まるで全部CGで作ったかのよう.
肌の質感はキャットウーマンを思い出す.
CGの中に人間を流し込むやり方はCASSHERNを思い出します.
冒頭のオオカミ.
これはもうCG丸出しである.
そもそもオオカミは単独で行動しない.
群れを作って集団で行動します.
ペルシャからの使者が黒人.
ペルシャのクセルクセス王(ロドリゴ・サントロ)も黒人.
現在のイラン地方なんだから黒人はあんまりいないのではないか.
盾をかざして集団で密集する戦法ファランクス.
ギリシャの昔こういう戦法で戦ったのかと納得.
戦闘シーンは美しく見やすく迫力満点です.
最近のアクションのできない俳優を使うための何が何だか分からないシーンとは全然違う.
カメラワークとスローモーションと早回し.
これでスピード感と迫力とわかりやすさを演出している.
そして緻密なCG.
レオニダス王(ジェラルド・バトラー)も誰も彼も腹筋が割れている.
これはCGで作ったのではないかと思えるほど.
これが全部肉体ならかなりの訓練と節制が必要でしょうね.
しかも撮影中も鍛えないといけない.
エフィアルテス(アンドリュー・ティアナン)のせむし男はいかにもクリーチャーっぽい.
王妃ゴルゴ(レナ・ヘディ)も脱ぎます.
ベッドシーンで胸揺らします.
どうせ見せてくれるならもっと大きな胸.
女優さんはみな痩せすぎだから.
議会を動かしレオニダス王を助けようとして王妃ゴルゴは議会の有力者セロン(ドミニク・ウェスト)に身を任せます.
結果的にそれを議会でバラされるわけです.
最初に約束させて実行させてからでないと.
政治家というのはいつの時代もなかなかくせ者ですからね.
でも結果的に怒ってセロンを刺殺しそれでペルシャとの内通者ということがバレてしまう.
結果オーライです.
ご都合です.
ペルシャの近衛兵.
なんだか日本の忍者集団のようである.
背中に刀刺していたりして.
花火のようなものが出てきます.
ただ敵の目をくらますか脅すくらいの威力です.
この時代にはまだ火薬はありません.
ずっーと後世の話.
1000年ほど後になる.
戦士300人分の食料,水,料理の道具,その燃料,医薬品,野営のための道具,槍や刀の予備はどうなっているのでしょう.
裸に近い状態で武器しか持っていない.
兵站を担当するものはいるはずです.
戦闘は決して兵士だけではできません.
最後レオニダスに降伏を迫るシーン.
ナレーションからも槍を投げることは読めました.
戦いの常道としては頭を取る.
特に少数で大多数を相手にする場合は.
兜を下ろし,盾を捨てたまではいいとしても,その後跪くのはどうでしょうか.
明らかなだまし討ちのようにも見えます.
そして無駄な行為です.
背後の部下に目の前にいる降伏のための使者を殺させてから槍を投げます.
遅い.
盾を捨てた時点で間髪入れずに投げないと.
すぐに矢が雨あられと降ってくるでしょう.
矢が来るまで時間がかかりすぎ.
数十万の軍勢の総大将であるクセルクセスが戦場で対戦相手の近くまで直接来るでしょうか.
そもそもこの戦いにさえ来ないのではないでしょうか.
普通は将軍に任せるでしょう.
史実はどうなっているのか分かりません.
戦士という職業が成立するのは背景に経済力が必要.
何らかの生産性のあることはすべて奴隷にやらせていたようだ.
食べるために何もしなくていい.
スパルタでは戦闘をギリシャでは哲学を.
だから体鍛える...
スパルタ人は降伏も退却もしない.
それしか生き甲斐がない
この時代に生きたくはないけどやはり凄いですね.
初稿2007/06/11
第2稿2007/06/14
[フランク ミラー]
[サントラ]

最近のコメント