ピアノの森
音楽を題材にしたアニメ.
どうしても注目は音楽の出来そのものとピアノの演奏シーン.
またこの映画の音楽を担当するものは辛い.
歴代の名作曲家と勝負しないといけない.
冒頭の森の中の主人公一ノ瀬海(上戸彩)のピアノ演奏シーン.
音楽と手が合っていない.
鍵盤の位置も違うような感じ.
肩の動きなども.
内容が進むにつれて音楽と手が合ってきたように思う.
しかしセル画の枚数と手の動きではどうしても手の動きが早すぎる.
モーションキャプチャーはあえて使わなかったそうだけど.
アニメーターの技術の限界の感じ.
もし仮に続編が出るとしたらもっと技術的に向上すると思います.
森で演奏しているには音の広がりが外で演奏しているように聞こえない.
森の中で何年も放置されたピアノが弾けるとは思えない.
当然フレームは風雨にさらされて腐るだろうし.
ピアノはものすごい圧力がかかっているので崩壊するのも早いと思うが.
調律とかはいったいどうしたのか.
そもそも森に捨てられていたら行政が処分する.
しなかったらゴミ置き場になってしまう.
みんなが捨てに来るから.
このピアノは小学校の音楽教師,阿字野壮介(宮迫博之)がかつて手放したもの.
昔は天才ピアニストでその特注品だという.
異常に重たいキーの演奏上のメリットは何なのか.
全く語られてはいない..
通常ピアニストはその会場備え付けのピアノを弾くのではないでしょうか.
自分専用のピアノを作ってそれを演奏に持ち歩くなんてことは...
よほどの御大でないとねぇ.
森のピアノと他のピアノとの音質の違いがよく分からなかった.
物心つく頃からピアノを練習してきた雨宮修平(神木隆之介).
父親がピアニストのため自身もピアニストになることを義務づけられている.
ピアノを弾くことが楽しいと思ったことは少ないようだ.
その前に現れた天賦の才を持つ一ノ瀬海.
その才を嫉妬し自身の成長の糧にしていく...
コンクールではモーツァルトのK310が奏でられる.
偶然か意図したか「アマデウス」のサリエリとモーツァルトのようだ.
丸山誉子(福田麻由子)の出る部分はどうも続編の伏線としか思えない.
基本的にはこの映画には必要ない.
しかしコンクールに出場する子供の心情を代表するシーンだとは思う.
コンクールに出ることの緊張.
プレッシャー.
小学生の心にはあまりに大きい.
原作は読んでいないがこれは読みたくなる.
また続編の製作にも期待したい.
が,興行成績的にはどうなんだろう.
DVDでは人気が出ると思うけど.
これはマンガや文章で説明されると想像がふくらむが実際の音楽でその天才性や演奏の違いを表すのはかなり難しい.
聞く方の音楽的な耳の問題もある.
スポーツをしている人,稽古事をしている人,勉強を一生懸命している人.
そういう子供たちは共感できるのではないでしょうか.
初稿2007/07/28
第2稿2007/0803
[サントラ]
[松下奈緒]
[一色 まこと]
[一色 まこと]

















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