«  スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい | メイン |  俺は、君のためにこそ死ににいく »

 リーピング



all cinema
オフィシャル・サイト


リーピング.
reaping
という意味や刈り取る,自業自得とかいう意味がある.
サタンを信仰したために消滅するという自業自得とサタンの印に掛けているのか.

聖書題材ものである.
キリスト教信仰者は日本人口の1パーセント.
従って基本的素養がないのでこういったものを見るのは文化的背景が違いすぎますね.

家族が惨殺されそれを切っ掛けに信仰を止めた牧師であるキャサリン・ウィンター(ヒラリー・スワンク)...
そんなこと現実にあるのか
キリスト教の迫害と殉教の歴史を勉強していると思うし,そんなに薄っぺらい宗教心で牧師になったのかと思ってしまう.

現在は宗教的奇跡科学的に解明する学者になっている.
単なる超常現象は相手にせず宗教がらみだけを暴く.
この世にはなく奇跡も存在しない.

自分を不幸に陥れた神への復讐ですね.
それが後でひっくり返されて神の奇跡を見ることに...
結局神の御力バンザイになる.
役としては無神論者だけど神の存在を実感したいために奇跡を暴くとしたかったのでしょう.
まるでハリー・フーディーニのように.

アメリカの田舎では宗教学神学とは縁遠い素朴な迷信に近い信仰をしている人は多いのか.
聖職者はただ神の奇跡を説くのではなく科学的な考察も説話に入れて欲しいものである.

舞台は小さな田舎町ヘイブン
つまり天国町ということらしい.

なぜかこの町には教会がない.
いやあるのかもしれないが牧師なり神父なりが出てこない.
当然といえば当然.
サタン信仰を町の人は持っているから.

川が赤くなったというところからキャサリンに調査を依頼.
旧約聖書十の災いではないかということで.
その原因ががローレン(アンナソフィア・ロブ)であると.

赤い川はよくできている.
実際はCGなのでしょう.
いくら何でも川に大量の色素は流せませんよね.

調べると数十万人分の人の血液だという.
そんなに大量の血液があれば腐敗する.
そして凄い悪臭を放つはずである.
それだけの血液が流入すれば水位もかなり上がるはずである.

アメリカンホラーは必ずウジ虫だとかが出てくる.
悪魔象徴なんですよね.
蠅の王という意味のベルゼブブ

これは日本人の感性に合わない.
怖いよりも気持ち悪い.
アメリカ人は怖いんでしょう.

イナゴも出てきます.
どうしても一部いかにもCGというところもありました.

そしてその災いの元凶がローレンで町民が何とか殺そうとしている.
しかしできない.
ローレンは天使だから.

確かにローレン役のアンナソフィア・ロブは神秘的で可愛い.
今後の成長が楽しみである.

キャサリンとタグ(デヴィッド・モリッシー)は同じように家族を失ったためか簡単に寝てしまう.
いくらなんでも簡単すぎやしませんか.

旧約聖書の「十の災い」はエジプト奴隷状態にあったイスラエル人を神が救うためエジプトもたらされた災害

この逸話をそのまま当てはめるとローレンがサタンというより村がサタン.
つまり村がエジプトでローレンがイスラエル人ということに.

すると結末が読めてしまう.
アメリカ人にはサスペンスなんだけどラストは予定調和ということになるのでしょうか.

ローレンが天使で住民がサタン.
で住民は隕石で滅ぼされる.
神の奇跡.

どうしてこういうものは田舎で起こるのでしょうか.
秘境といってもいいようなところで.
小さな神の敵をこれでもかとやっつける.
アメリカの敵をみんな隕石で焼き払えばいいものを.

このような映画が作られるのは政教分離していない宗教国家であるアメリカだからでしょうか.
単なる娯楽として見ない人もいるんじゃないかな.
素朴な迷信に近い信仰を持つ人たちの方向をさらに間違ったものにする感じがする.
もともと悪魔やサタンはキリスト教発生以前の周辺諸国の宗教上の神様ばかりで唯一神教の独善性が出ます.

キャサリンのおなかの中にサタンの子供が.
パート2作るための布石が唐突なベッドシーンなのか

初稿2007/05/26
第2稿2007/05/28
第3稿200/05/30
第4稿2007/05/31


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://shinkurou.info/mt/mt-tb.cgi/83

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

About

2007年05月26日 02:35に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「 スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」です。

次の投稿は「 俺は、君のためにこそ死ににいく」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

携帯からアクセスできます


携帯で上記QRコードを 読み取り
アクセスしてください