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お話は淡々と進んでいきます.
これはストーリーよりも各俳優の演技力勝負のようです.
原作は読んでいません.
母娘間のの屈折した感情が描かれていますが,
男のわたしにはよく分かりません.
さだまさし原作.
長崎出身者がなぜ徳島を舞台に.
そしてなんてことのない山,眉山.
(だって頂上に送信アンテナがある)
他県者のさだまさしだから思い入れできるのでしょうか.
徳島の人は眉山をどう思っているのか.
学校の校歌には入っているようだが.
河野龍子(宮本信子)が入院している徳島市立大学病院.
もちろん架空の病院である.
看板がいかにも取って付けたような感じ.
建物の風貌と看板があっていません.
そして外観はかなりぼろい.
自治体病院で設立の古いものは確かにぼろいんですが...
大抵赤字なのでやっぱりぼろいままというのが普通です.
なのに病院内の庭は相当に維持に金をかけている.
どこかの観光名所のようだ.
小児科医,寺澤大介(大沢たかお)は看護に来ていた龍子の娘,咲子(松嶋菜々子)とできてしまう.
不安のある患者家族を口説くという医師の風上にも置けない所業です.
そしてけっこう暇そうなんですよね.
小児科医はかなりの激務のはずです.
夜間に急変する子が多いですから.
龍子の阿波踊り見学にまでついてくる.
医師としてなら末期ガン患者について行くには専門外でしょう.
人形浄瑠璃の場面が何度か出ています.
傾城阿波鳴門.
つまりこの物語は咲子が親を捜す物語.
親との絆を再確認するお話ということなのでしょう.
東京出身の龍子が何度か啖呵を切ります.
江戸弁で.
地元の人からするとどうでしょうか.
それだけで反発すると思うのですが.
かなり芝居がかった言い方ですし.
徳島に30年以上住んでいるのですからその土地の言葉で啖呵切ってもいいのではないでしょうか.
その方が受け入れやすいと思います.
咲子が突き止めた父親(夏八木勲)の住所.
そこは医院.
医院の外観,内部ともちょっと今ではない
30年40年前ならいいが.
これも外観は取って付けたような看板である.
どうも看板と建物が浮いている.
テレビドラマではよくあるが映画では困りもの.
大画面何で粗がよく見えます.
対面の場面.
傾城阿波鳴門の母娘の対面場面を父娘に置き換えたようです.
(傾城阿波鳴門では父親は実の娘とは知らずに殺してしまいます.)
松嶋菜々子身長が高いので着物はちょっと似合わない.
キリン生茶を思い出します.
若いときの龍子役の人.
何か違う.
もちろん別人なのだけどその所作が今の龍子に繋がらない.
残念ながら誰かちょっと不明です.
居酒屋甚平店主,松山賢一(山田辰夫)はずっと龍子の弟だと思っていました.
調べてみると違う.
龍子がしていたお店の元従業員.
阿波踊りを見に行くとき着物姿の咲子と龍子を見て両手に花とか言っていた.
弟ならそんなこと言わないよなーと違和感を感じていました.
また龍子の入院の世話をしているのが大谷啓子(円城寺あや).
この人は親戚の人だと思っていた.
がケアハウスの職員だとか.
原作には出ているのだろうがちょっと説明が不足している.
最後に出てくる阿波踊りのシーン.
このシーンが長い.
がこの阿波踊りはかなりの見物です.
これだけ見てもいい.
よく撮ったものだと思う.
全面協力がないと映画の機材をあちこちに置けないでしょう.
調べてみると撮影のために再現したとか.
実際の阿波踊りがあった次の日から.
コリや凄いです.
監督はこれを撮りたいためにこの原作を選んだのかと思うくらい力が入ってます.
昔説教された一発屋の演歌歌手として吉野三郎(金子賢)が登場.
実生活で格闘家としてもやっていました.
格闘家としては体が細い.
が一般人の中にはいるとそれはそれはゴツい体をしています.
咲子は阿波踊りの観衆の中に父親を捜そうとします.
父親をあの大観衆の中で見つけるなんてもう奇跡.
それだから映画なのだけど.
阿波踊りの行列と反対側の観客席に父親を発見.
阿波踊りの集団を横切ろうとする.
普通警備の人に止められますね.
夢草会という団体が出てきます.
実在しない大学病院だからでしょうか.
もちろん架空です.
白菊会をモデルにしていると思います.
献体を管理して医学部生の学習に使うものです.
つまり解剖するわけですね.
実際に解剖されて遺体が遺族の元に戻るのは数年後.
夢草会の総会.
献体後はこのような催しがあるのを知りました.
献体していただいた方の名前を読み上げ黙とうを捧げるものです.
こういうのに参加して遺族の姿を見,また献体者から医学生へのメッセージを読むことで医者として人間として成長していけるのでしょう.
整体師は国家資格ではないので解剖実習は国内ではできません.
海外ですることとなります.
しかしこのような催しにまで参加しないと真の意味はないように思います.
阿波踊り見学から2年.
龍子の遺骨が帰ってきました.
その間に寺澤と咲子は結婚しています.
咲子は寺澤と出会う前は結婚する気はないと言っていた.
結婚しないするつもりもない,と言っていた人が簡単に結婚してしまう.
現実よくこんなことがある.
気になるのは主人公の仕事はどうしたのか.
どこに住んでいるのか.
東京か.
徳島か.
仕事は女の舞台と龍子は言っていたが...
映画では触れられていません.
河原崎健三が出ている.
なぜなのか.
エンドロールにはあったと思う.
しかも一瞬.
もしかしたら見間違いかもしれない.
初稿2007/05/24
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