«  はじめに | メイン |  ブラッド・ダイヤモンド »

 ロッキー・ザ・ファイナル


all cinema
オフィシャル・サイト


ロッキーから30年.
登場人物もみな年をとっている.
人生の黄昏どきにいるわけである.
墓地や思い出の地の今を映すことで黄昏を十分演出しています.

その黄昏にいかに適合するかが多くの人たちなの課題なのだが...
ロッキーはさらに挑戦しようとする.
メチャメチャアメリカ的.

アクション映画の主役を60歳にしてこなすスタローンそのものです.
そしてもうひとつスタローンの実生活を投影してるのが息子.

有名人の子供は辛い.
天才の2代目は普通の人.
それなのに常に名前が付いてくる.

結局反発していた息子ロバートは会社を辞めてロッキーのサポートへ.
これではニートフリーターを肯定してしまいそうだ.
でも実際の2代目はこれが多い.
ピカソ美空ひばり手塚治虫...
初代の残したもので食っていく.

最初のロッキーを踏襲したシーンがけっこう出てきます.
人物を小さくして町並みを映すとか.
肉を殴るとか.

肉殴っては商品にならないでしょう.
一つの肉はけっこうな値段だと思うし.
それ以上に衛生面で問題あり.
冷蔵庫内で汗の染みついたグローブやシューズでうろつくのは...

30年前ならいざ知らず現在は無理でしょう.
生卵飲むのも体を作るにはしないこと.
普通は白身だけを飲むと思う.

ロッキーのレストランにはチャンピオンベルトがいっぱい.
WBCとか認定団体が出ている.
しかし試合のときはWBCとかWBAとかIBFなど出てこない.
単にヘビー級世界チャンピオン.
仕方ないのかもしれないが...

ラスベガスの名物リングアナ,
マイケル・バッファーはうまく避けてアナウンスしていた.
これは本物でK-1でもお馴染み.

さて相手役のヘビー級チャンピオン,ディクソン.
アントニオ・ターヴァーは前ライトヘビー級チャンピオンらしい.
ライトヘビー級ってヘビー級より2階級も下.
79キロくらい.

アナウンスでは220ポンドくらいに言っていたが,
それだと約100キロ.
とてもそんなには見えない.
ロッキーは217ポンドと言っていた.
どう見てもロッキーの方が大きく見える.

大きく見せるためか余分な脂肪が付いていて,
おなかポッコリ.
とてもスピードを武器にするボクサーには見えません.

もう一つ,肩が前に出てます.
あれだと肩の可動域が狭まってスムーズな動きがしにくいと思う.
伸びのあるジャブや打ち抜くストレートは無理ではないでしょうか.

スタローンは公開直前HGH(ヒト成長ホルモン)所持の罪で,
オーストラリアで逮捕されたとか.
ハリウッドではちょっと前まで若返りの薬としてもてはやされたそうです.
元々は小人症などの治療薬.
それを成人に使うと肌の張りや筋肉が付くのだとか.
その後副作用の問題がいろいろ出ましたが...

他にも多分薬剤使っているのでしょうね.
命削ってやってます.

ボクシングライセンスをめぐる審議のシーン.
結局挑戦する権利を認めてロッキーに押し切られます.
でも一番審議しなければいけないのは生命の安全のはず.
その部分がありません.

実際ボクシングでは人が死にます.
そして結果的に殺した方のボクサー生命まで奪います.
死なせたボクサーはほとんど大成してません.
例外はありますが心に深い影を落とすようです.

ですから実際のボクシングではすぐに試合を止めます.
ロッキーの2度目のダウンで普通ならKO負けになっているでしょう.

エキビジョンでポイントを付けるのが普通かどうか知りませんが,
あのポイントも変です.
95対94となっています.
両者ともにダウンしているのでこんなポイントにはならないでしょう.
1度ダウンすれば10対8になります.
正確なダウンの回数は分からないので間違いかもしれません.

日本の配給会社は「ファイナル」って名付けて,
次,作ったらどうするのだと思いました.

が命削ってアクションするスタローン.
物理的に次はないのかもしれません.

といろいろありますがやはり最後はウルウル来てしまいます.
最初のロッキーを見て泣いた人,素直に泣いてください.

エンドロール
ロッキーのおかげでフィラデルフィア美術館は観光名所.
ああやってみんな両手を上げるのでしょう.
行ったらやっぱりやるな.うん.


初稿2007/4/21
第2稿2007/4/25

ロッキー・ザ・ファイナル
ロッキー・ザ・ファイナル
[シルベスター・スタローン,江崎 リエ]
ザ・ベスト・オブ・ロッキー~ロッキー・ザ・ファイナル オリジナル・サウンドトラック
ザ・ベスト・オブ・ロッキー~ロッキー・ザ・ファイナル オリジナル・サウンドトラック
[サントラ,ディエッタ・リトル,ネルソン・ピグフォード,サバイバー,ジェームス・ブラウン]

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://shinkurou.info/mt/mt-tb.cgi/62

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

About

2007年04月21日 21:33に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「 はじめに」です。

次の投稿は「 ブラッド・ダイヤモンド」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

携帯からアクセスできます


携帯で上記QRコードを 読み取り
アクセスしてください